現役ネットワークエンジニアが答えてくれた17の気になる質問

どんな仕事なんだろう?どういう人が向いてる?休みは取れるの?副業できるかな?
というように、仕事を選ぶ上で気になることはいっぱいあるのではないでしょうか。
今回は実際に現役でネットワークエンジニアとして活躍されている方に、ネットワークエンジニアに関して気になる17の質問を伺いました!
答えてくれたのはネットワークエンジニア歴5年のTさん。
未経験で入社し、現在では大きな案件のリーダーとして社内でもエンジニアとして頼られている方です。
一問一答形式で質問をしてみたところ、かなり実情をぶっちゃけて話してくれているので、これからIT業界を目指す方にとっても参考になると思います。
それでは早速見ていきましょう!
- ネットワークエンジニアとは?
- ネットワークエンジニアの仕事内容は?
- ネットワークエンジニアとシステムエンジニアの違いは?
- ネットワークエンジニアのメリット・デメリットは?
- ネットワークエンジニアのやりがいは?
- ネットワークエンジニアの将来性は?
- ネットワークエンジニアに求められる要素は?
- ネットワークエンジニアは未経験でもできる?
- ネットワークエンジニアのキャリアステップって?
- ネットワークエンジニアが取るべき資格は?
- ネットワークエンジニアは休みが取れる?
- ネットワークエンジニアってきつい?
- ネットワークエンジニアのスクールってどうなの?
- ネットワークエンジニアって派遣が多いの?
- ネットワークエンジニアってリモートワークで働ける?
- ネットワークエンジニアって副業できる?
- ネットワークエンジニアはどこで会社を選ぶべきなの?
- まとめ
ネットワークエンジニアとは?
→コンピュータネットワークを専門的に扱うエンジニアです。
我々がいつも使っているスマホやパソコン同士のデータのやり取りに関わる部分ですね。
ネットワークエンジニアの仕事内容は?
→主にネットワークの設計・構築を行いますが、
大きな会社になると、実働の部分よりも案件管理(プロジェクトマネジメント)の割合が大きくなってきます。
「設計」は希望が叶うような仕組みを考えること。
「構築」は考えたものを実際に作って行くことをいいます。
「案件管理」は仕事が予定通りに進むように、考えて様々な手配をしたり、調整を行う仕事です。
ネットワークエンジニアとシステムエンジニアの違いは?
→最も単純な違いとしては、取り扱う対象が異なります。
・SE(システムエンジニア):情報システム全般を対象とします(特にソフトウェア関連が多いです)。
・NE(ネットワークエンジニア):基本的にコンピュータネットワークを専門的に取り扱います。
ネットワークエンジニアはITエンジニアの中でもより専門的な分野のお仕事なんですね。
ネットワークエンジニアのメリット・デメリットは?
→■メリット
・プログラムが書けなくてもITエンジニアとして仕事ができる。
・比較的専門性が高く、一つの分野に集中して取り組める。
■デメリット
・ソフトウェア開発等と比較すると、得られる技術の汎用性が低い。
・ネットワーク機器ありきの仕事なので、クリエイティブ性はあまり高くない。
クリエイティブなお仕事…という訳では無い反面、専門的な知識経験が身につきそうです。
プログラミングの知識がなくてもITエンジニアになれること、意外と知られていません。
ネットワークエンジニアのやりがいは?
→・特定分野の所謂「プロ」として仕事をしている感覚を得られる。
・エンジニアでありつつ現場仕事があるため、お客様から直接感謝いただける瞬間がある。
「ありがとう」とお客様から直接言ってもらえる事は、働くモチベーションに繋がりそうです!
ネットワークエンジニアの将来性は?
→・新しい技術を率先して身に着けていくことが出来れば、引く手数多。
・逆にそうでない場合、その新しい技術に仕事を取られる危険性は拭えない。
将来の安定を得るためには、自身の成長が必要ということなんですね。
これはどんなお仕事にも言える事かもしれません。
ネットワークエンジニアに求められる要素は?
→・上流工程:リーダーシップ、段取り上手、物怖じしないメンタル、調整力、決断力、等
・下流工程:探求心、集中力、自学自習、抜け目のなさ、地味で地道な作業が苦にならない、等
上流工程とは設計や案件管理を行うお仕事のことを言います。
下流工程とは実際にネットワーク機器を触って構築していくお仕事の事を言います。
それぞれ、求められる要素に違いがあるんですね。
ネットワークエンジニアは未経験でもできる?
→最初は誰もが未経験ですので、もちろん可能です。
質問に答えてくれたTさんも最初は全くの未経験で入社されました。
自身で学んだり、経験を積むことでプロフェッショナルなネットワークエンジニアへと成長されました。
ネットワークエンジニアのキャリアステップって?
→構築・検証・現地導入などの下流工程担当
↓
設計担当
↓
プロジェクトマネージャ
↓
技術部門の管理職
一例という事ですが、下流工程から上流工程へステップアップしていくパターンが多いようですね。
複数の部下を抱えてまとめあげるような管理職として活躍される方もおられます。
ネットワークエンジニアが取るべき資格は?
→・まずは何よりCisco資格(CCNA→CCNP→CCIE)
・クラウドに強くなりたいならAWS、Azure等のクラウド系ベンダー資格
・汎用的なIT技術をアピールしたいなら、基本情報→応用情報→ネットワークスペシャリスト
・PMとして仕事をしていきたいならPMP、プロジェクトマネージャ
・その他LPIC(LinuC)、ITIL等は取っておいて損はない
具体的な資格を挙げて頂きました。
やはりCisco系の資格はネットワークエンジニアに必須だとよく聞きますね。
自分がやりたい事によって目指す資格を選ぶのも大切なようです。
それぞれがどんな資格なのかはぜひ調べてみて下さい。
ネットワークエンジニアは休みが取れる?
→残念ですが、カレンダー通りの休みは取りにくい業種と思ってください。
ですが、よほどのブラック企業でなければ平日に振休が取れるので、
空いている日に旅行に行ったり等、結構休みを満喫できたりします。
土日や祝日に仕事が入ることもあるお仕事なんですね。
でも振替休日をうまく利用して、混雑の少ない平日にお出かけができるのは良いことかも?!
ネットワークエンジニアってきつい?
→この仕事に向いているかどうかで感じ方は大きく変わると思います。
工程によってきつい部分、楽しい部分は大きく変わってくるので、自身の特性を見極めて会社・仕事を選ぶのが重要と思います。
どんなお仕事もそうですが、楽しい部分も大変な部分も両方あるものです。
それをどう捉えるのかも自分次第ということなんですね。
ネットワークエンジニアのスクールってどうなの?
→未経験者であれば、独学で学ぶよりは遥かに効率はよいと思います。
ですが、スクールに通えばすぐに一線で戦えるようになるわけではない点には注意が必要です。
学ぶ環境としては非常に効率的だと思いますが、
高額なお金がかかったり、無料でも特殊な契約が発生する場合もあるようです。
スクールで学んだ後のこともちゃんと考えた上で選ぶようにしたいですね。
ネットワークの資格などは独学で取得されている方も多いようです。
ネットワークエンジニアって派遣が多いの?
→元々日本のIT業界は派遣は非常に多く、その点はやはりNEも例外ではありません。
勿論会社によって派遣の比率は異なりますので、事前に確認しておくことが重要です。
もちろんエンジニア派遣ではなく、自社内で請負案件を扱うような会社もあります。
会社によって異なるものなので、どういう体制なのかという事も面接前に知っておけるといいですね。
自分が納得して仕事に取り組めるかが大事だと思います。
ネットワークエンジニアってリモートワークで働ける?
→現場仕事があるのでフルリモートは難しいですが、今は多くの企業が部分的にリモートを採用しています。
コロナ禍に入ってから、よりリモートの割合は増えてきたように感じます。
ネットワークエンジニアって副業できる?
→その会社の風土と、どのような副業を行うかによると思います。
例えばエンジニアブログを個人的に書いたり、フリーランスとしての活動を並行して行ったりといった事は可能かもしれません。
自分の時間を使って簡単な副業をするくらいの時間はありそうですが、規則で禁止としている会社もあるようです。
しっかり調べて会社を選ぶことが必要ですね。
ネットワークエンジニアはどこで会社を選ぶべきなの?
→【場所的な意味でしたら】
基本的には他の業種と変わらず、就職・転職サービスを活用することになります。
求人数がとても多い業種というわけではありませんので、IT系専門のサービスを活用するとよいと思います。
【選択基準的な意味でしたら】
まずは業務形態を確認しましょう。
自社で請負で対応している会社もあれば、基本的に人材派遣専門の会社もあります。
それぞれメリット・デメリットがあるので、自分の目指す働き方、キャリアプランと相談して決めるのがよいと思います。
会社の選び方・探し方について答えて下さいました。
あくまで参考意見と思って頂ければ幸いですが、まずは情報収集し、自分自身と相談する必要がありそうです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
あまり普段聞けない事もぶっちゃけて答えてくれました!
色々なエンジニアがいる中での一つの意見として受け取って頂き、参考にして欲しいと思います。
これからネットワークエンジニアを目指す方にとってプラスになれば嬉しいです。
またこのような形でシーエスコミュニケーションで活躍しているエンジニアに質問する機会を作って行こうと思うのでお楽しみに!
最後まで読んでいただきありがとうございました。