障害対応の“その先”にある信頼と感謝。半年で資格報奨金30万円を掴んだ未経験エンジニア

ITエンジニアとしてのキャリアを、製造業から一転して掴んだSさん。
まったくの未経験からネットワークの世界へ飛び込み、現在はネットワーク保守の現場で日々、障害対応と向き合っています。
そんな忙しい日々の中、取得が難しいと言われている「ネットワークスペシャリスト」という試験に半年ほどで合格し、資格報奨金30万円と、資格手当5万円/月をGETしました。
資格のための勉強を頑張れたのは、大きな収入に対してのモチベーションもありますが、やはりネットワークの技術を極めたいという思いからだそうです。
そんなSさんはどうして数あるIT企業の中からシーエスコミュニケーションを選んだのか、そしてどんな活躍をしているのか、インタビューで聞いてみました。
メカメカしくて、それがカッコいい
-よろしくお願いします!Sさんは今はどんな仕事をされていますか?
お願いします。現在はネットワーク機器の保守業務を担当しています。障害が発生した際に、その原因を解析して復旧まで対応する仕事です。ハードウェアを直接交換するというより、ネットワーク機器のソフトウェアのバグや、設定の問題を切り分けて調べていくことが多いですね。
常に並行して対応している案件が15〜20件ほどあるので、自分でスケジュールを組んで優先順位をつけて進めていく必要があります。過去の事例をもとに対処するものもあれば、古いOSを使っている機器の予期しないバグなど、初めて見るようなケースに出会うこともあります。
-結構な件数ですね。対応も一人でされているんですか?
基本的にはそうですね。全体のチームとしては20名規模の現場です。すぐ解決するものだけでなく、長期で対応しているものも並行して持っているので、スケジュール管理は大事ですね。
-IT業界に入る前は、まったく違う仕事をされていたそうですね。
はい、以前は製造業で働いていて、タイヤの中に入っているワイヤーをつくる製造機器のオペレーターをしていました。もともと工業高校出身でなんですが、実は家から近かったからその高校を選んだんです。(笑)
でも、高校時代から「ITって面白そうだな」とは思っていて。思い切って転職を考えたときに、まずは基本情報技術者の資格を独学で取りました。
その時の仕事は夜勤があったりはしましたが、残業が少なかったので勉強する時間があったのが幸いでしたね。
-基本情報技術者試験の勉強をされている未経験の方の話をよく聞きますが、やっぱりもってたほうがいいですか?
はい、やるかやらないかで言えば絶対やったほうがいいと思います。用語を知っているだけで上司の指示をスムーズに受け取ることができるので。
プログラミングの疑似言語の試験や、技術だけでなく経営戦略の領域もあるので、覚えることが多いという難しさはありますけど、学んだ基礎は結構仕事で使いますね。
-最初からネットワークエンジニアになろうと思ったんですか?
最初は「IT=プログラマー」のイメージしかなかったんですが、少し勉強してみて自分にはちょっと向いてないかも……と。
いろいろ調べているうちにネットワークという選択肢を知って、「家で使ってるルータみたいなやつ?」と思ってたら、業務用の機器はかなり本格的でメカメカしくて、それがカッコいいなと(笑)。
手当が月5万円と知って、「これは本気で勉強しよう」と(笑)
-シーエスコミュニケーションをどこで知りましたか?
転職を考えている時に「ネットワークエンジニア 未経験」で検索していてシーエスコミュニケーションを見つけました。最初は地元の近くで転職を考えていましたが、ほとんど見つからない上に、経験者しか採用していなかったんです。検索地域を関東にエリアを広げて探したからこそ出会えたと思っています。
-シーエスコミュニケーションに入社を決めた理由は何でしたか?
実は初めて応募したところがシーエスコミュニケーションで、内定をもらってすんなりと入社を決めました。
ネットワーク以外にもAIなどの分野もあって、もし向いてなかったとしても他のフィールドがあるという安心感がありましたし、やっぱり資格手当が大きくてびっくりしました。ネットワークスペシャリストの手当が月5万円と知って、「これは本気で勉強しよう」と(笑)。
-Sさんといえば、ネットワークスペシャリストの資格を半年ほどで取得されたことが社内でも有名です。入社したくらいから狙っていたんですね。
はい、入社が決まったときからネットワークスペシャリストの勉強を始めて、半年くらいで合格しました。仕事の後にコツコツ勉強を続けてましたが、自信があったわけじゃなく、ちょうど得意なスイッチやSDNの分野が出題されるというラッキーもありました(笑)。
-運も味方につけたんですね!他には入社してからどんな成長を感じていますか?
毎日大きな変化があるというよりは、「あれ?前は理解できなかったことが自然と分かっているな」という感覚ですね。古いOSの機器やバグの多い環境に触れることも多いので、分からないことがあれば、地道に調べるクセがつきました。
例えば社内のナレッジを探したり、詳しい人に聞いたり、技術資料を読み込んだり。それでも分からなければ、メーカーに問い合わせて検証依頼を出すこともあります。
基本的な用語を知っているだけでも、調査時間がかなり短縮されるので、やっぱり基礎って大事だなと実感しています。
謎解きゲームをやってるような感じに近いかも
-仕事のやりがいについても教えてください。
やっぱり一番は、お客様から感謝されたときですね。保守の仕事って、基本的に障害が起きた“マイナス”の状態からスタートするので、お客様も焦っていたりイライラしていたりします。
そういった中で、誠実に対応して復旧まで導けたとき、「ありがとう」「助かりました」と言っていただけると、本当にやっててよかったなと思います。
あとは、申告内容だけで原因が分かるわけではないので、調べて少しずつ手がかりを見つけて解決していくプロセス自体が好きですね。
話を聞いて、要点を整理して、必要最小限の動きで解決する。この“絞り込みの精度”が高まるほど、手応えを感じます。
謎解きゲームをやってるような感じに近いかもしれません。
-お客様と近いからこそ、感じられるやりがいかもしれませんね。ちなみに、今後の目標はありますか?
直近では、CCNPの取得を目指して勉強中です。以前持っていたCCNAが失効してしまったので、次はさらに上位の資格を狙っています。
将来的には、今の保守からさらに上流の設計や構築といった工程にも関わっていきたいです。ただ、まずは今の保守の仕事をもっと極めたいという気持ちもありますね。
-最後に、これからITエンジニアを目指す方にメッセージをお願いします。
未経験からITに挑戦するのって不安もあると思いますが、自主的に学ぼうとする姿勢が大事です。
シーエスコミュニケーションは全力でサポートしてくれます。お金もモチベーションのひとつとしてすごく大事。資格を取ればきちんと評価されて、収入にもつながるので、それが次の挑戦への原動力にもなります。
制度としての支援はもちろん、何より「ちゃんと見てくれている会社」だなと感じています。
一緒に、ITの世界で成長していきましょう。
-本日はありがとうございました!
シーエスコミュニケーションには、ネットワークエンジニアとして活躍しながら、高い目標を目指して成長中の若手エンジニアが大勢います。
Sさんもその代表のような1人ですが、経験に関係なく、誰にでもSさんのようになれる可能性があると思います。
一人ひとりが諦めない気持ちをもって取り組む姿勢が、会社としての強みだと私たちは考えています。
その先の成長を掴みたいと思う方は、いつでも歓迎していますので、気軽に求人に応募してください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。