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ITエンジニアはうつ病にかかりやすい職業なのか?メンタルをキープするために心がけていること

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こんにちは、バンドマンとして20代を過ごし、現在はIT企業で人事・広報を担当している兵永です。

今回はデリケートだけど非常に世の中の関心が高い、ITエンジニアのメンタルヘルスについて、IT業界の片隅で働いている私が感じることをお伝えしたいと思います。

私はメンタルケアの専門家ではないので、あくまで私や私の周りの一部の意見だとご理解いただきたいと思います。

結論からお話すると、メンタル不調にならないためにも、メンタルヘルスに関する知識を身につけるという事は有効だと思います。

心身ともに健康なうちから対策を立てれば悪化を防ぐこともできるので、考えるきっかけとして頂ければ嬉しく思います。

ITエンジニアはなぜうつ病になる確率が高いのか

そもそも「ITエンジニアはうつ病になりやすい」という話は本当なのでしょうか。

 

何をもって“うつ病”と定義するのか、何と比べて“なりやすい”のかを考えると一概に言いづらいですが、残念ながら広い意味では本当のことだと思います。

 

なぜそう言えるのか、考えられる理由をWebで調べてみました。

 

・人手不足から業務過多や長時間労働になりやすい。

・業務がクライアントの要望に左右されやすい。

・高水準な完成度を求められる。

・変化の少ない環境やコミュニケーションになりがち。

・日光に当たることが少ない。

など・・・

 

ぶっちゃけ、「確かにそうだよなぁ・・・」という感想を持たざるを得ないのが本音です。

 

ITエンジニア全員がみんな同じ様な状況かといえばそうではありませんし、エンジニア職でなくとも同じ様な状況のIT業界パーソンはいます。

 

当然人によって大きく状況は異なりますが、部屋に閉じこもって忙しく仕事をしている状況では、高いストレスが掛かるということは容易に想像ができますよね。

 

今回は原因については深く掘り下げませんが、ITエンジニアのお仕事特有の理由だけでなく、コロナによるリモートワークの環境などが影響している場合もあるようでした。

 

実際、シーエスコミュニケーションでもメンタル不調で休職されたり、それがきっかけで退職された方は過去にいらっしゃいます。

 

しかし、それは「ITエンジニアだったから」とか、「この会社だったから」という事ではなく、複合的な理由からメンタルを崩して働けなくなってしまったというケースが多いと感じます。

 

一方で、上記のような高ストレスと思われる状況においても、活き活きと楽しそうに仕事に従事する人もいます。

 

「人による」や「その人の性格次第」といえばそれまでですが。

 

事前に「ITエンジニアってこんな原因でうつになる可能性が高いんだ」と理解していれば、ストレスをうまく避けたり、改善することができるかもしれません。



メンタルをキープするために実践して良かったこと

IT業界に限らずですが、仕事をする以上はストレスから完全に逃れらることはできません。

 

例えめちゃくちゃ簡単でヒマな仕事でも、ヒマな事自体がストレスになってしまうことだってありえます。

 

自分がどんなストレスに弱いのかを知ることや、自分にあったストレスの発散のさせ方を見つけることが一番のメンタルキープの対策になると思います。

 

私の場合、あまりストレスを溜めるタイプでは無いのですが、以前はお酒を飲むことやたっぷり睡眠を取ることでストレスを回避していました。

 

最近は運動をする機会を自分で作るようにして、週に1回は思いっきり汗を流すようにしています。

 

もともと運動は得意ではなかったのですが、意外とこれがストレス発散になっていると感じます。

 

また、同僚の中には筋トレに励むことで、メンタル不調から立ち直ったという人もいました。

 

自分の努力がちゃんと身体に現れるため、自信や自己肯定感につながったと話してくれました。

 

元から熱中できる趣味などを持っている人はいいのですが、そうでない人は色々と新しい事に挑戦して積極的に探してみる事をオススメします。

 

メンタル不調が悪化してからでは、なかなかそんな気持ちにはなれないので・・・。

 

あと個人的には、家にこもりっきりになったり、お酒のような不健康に繋がるような趣味は避けたほうがいいと思っています。

 

とはいえ、私も今もお酒が大好きで、ストレスがある時に飲んでしまうので、どの口が言ってるんだという感じですが・・・。

 

不健康を避けたい理由は、身体の不調がメンタルに大きな影響を与えてしまうからです。

 

身体が思うようにならないと、さらにそれがストレスになるという悪循環を生んでしまうんですね。

 

なので自分の身体の事もちゃんと考えていく事も大切です。

 

その他には、親しい人と会話する、旅行などで普段とは違う環境を楽しむ、ゆっくりと温泉に入る、贅沢して美味しいものを食べる、という発散も良いかもしれません。

 

人それぞれにストレスの発散方法は違うと思いますが、とにかく「全く仕事の事を考えない時間を作る」という事が必要なのだと感じます。



企業が考えるメンタルへの対策や取組み

これだけ社会問題となっているメンタルヘルスなので、企業も色んな対策を考えているようです。

 

例えば社員にストレスチェックを受けさせることで、いち早く傾向に気づくきっかけにしていたり。

 

またメンタルヘルスについてのセミナーを開催し、知識をみにつけるという取り組みをされている企業もあるようです。

 

企業内の懇親会というものも、人との関わりを作るために昔から実施されてきた対策のひとつなのかもしれません。

 

シーエスコミュニケーションでも、メンタルカウンセリングの窓口を設置しています。

 

もともと心理学を学び、カウンセラーとしても活躍した経験のある社員がおり、その方から心配な社員に対して声がけしてお話をすることがあります。

 

少しお節介のようにも聞こえますが、普段は周りの人に話せないような事も気軽に話せる機会として社内からは好評のようです。

 

保険の付帯サービスで使える電話での健康相談窓口も備えており、こちらは会社には一切連絡が入らないため、会社に知られる事に抵抗がある方も安心して利用できます。

 

こういった社内の取り組みが、少しでもメンタル不調で苦しむメンバーの助けになればいいなと思います。

 

冒頭にも伝えたようにデリケートな事なので、なかなか人に話せないというケースも多いですが・・・。

 

メンタル不調にならないためにも、まずは健康なうちから知識をつけたり、対策を立てる事は現代社会においては“風邪の予防”と同じくらい大切なことです。

 

そしてもし自分のメンタルに不調を感じたら、必ず自分一人で判断せずに専門家に相談しましょう。

 

社内のメンタルヘルスケアについては今後も考え続けていかなければならない必須の課題かもしれません。

 

ここまで読んで頂きありがとうございました!


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