ネットワーク保守の料金を比較!中小企業が知っておきたい費用相場と選び方
「今払っている保守料金は高いのだろうか?」
「できるだけ費用を抑えたいけれど、安すぎるサービスも不安……」
中小企業のIT担当者の方には、このような悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
ネットワーク保守は、単純に料金が安い会社を選べばよいというものではありません。
保守する機器の数や種類、対応時間、障害発生時の対応方法などによって、料金やサービス内容は大きく変わります。
そこで今回は、ネットワーク保守を検討している中小企業の担当者向けに、料金相場と比較するときのポイント、失敗しない選び方を分かりやすく解説します。
ネットワーク保守の料金相場と費用の決まり方
ネットワーク保守の料金は、サービス内容によって大きく異なります。
ネットワーク機器の状態を監視するだけのシンプルなサービスなら、月額数千円程度から利用できる場合があります。
一方で、障害発生時のリモート対応や訪問対応、サーバー・パソコンまで含めた総合的なIT保守になると、月額数万円程度になるケースもあります。
そのため、ネットワーク保守を比較するときは、
「月額いくらなのか」だけでなく、「その料金でどこまで対応してもらえるのか」
を見ることが重要です。
ネットワーク保守の料金を左右する主なポイント
料金は、主に次のような条件によって決まります。
- 保守対象となる機器の台数
- ルーターやスイッチなど機器の種類
- サーバーやNASまで保守するか
- 24時間365日の監視が必要か
- 電話・メール・リモート対応の有無
- 現地への訪問対応の有無
- 障害復旧作業が料金に含まれるか
- 拠点数やネットワークの規模
例えば、1拠点・社員10名程度の会社と、複数拠点・社員100名以上の会社では、必要となる保守内容が異なります。
自社のネットワーク規模に合ったサービスを選ぶことが、無駄なコストを抑えるポイントです。
ネットワーク保守を料金だけで比較してはいけない理由
ネットワーク保守の見積もりを複数社から取ると、料金に大きな差があることがあります。
例えば、
| 会社 | 月額料金 | 主なサービス |
|---|---|---|
| A社 | 5,000円 | 機器監視 |
| B社 | 15,000円 | 監視+リモート対応 |
| C社 | 30,000円 | 監視+障害対応+訪問対応 |
この場合、単純に「A社が一番安いからA社にしよう」と考えるのはおすすめできません。
なぜなら、3社でサービスの範囲が違うからです。
A社は機器の異常を監視することが中心で、障害が発生した場合の訪問対応は別料金かもしれません。
一方、C社は月額料金の中に障害対応や訪問対応が含まれている可能性があります。
つまり、
月額料金が安い=トータルで安い
とは限りません。
「監視」と「保守」は違う
特に注意したいのが、「監視」と「障害対応」の違いです。
監視サービスでは、ネットワーク機器の異常を検知して通知するところまでが基本となる場合があります。
しかし、実際に障害が起きたとき、
「原因を調べてもらえるのか?」
「設定変更までしてもらえるのか?」
「現地に来てもらえるのか?」
「復旧作業まで対応してもらえるのか?」
は、サービスによって異なります。
契約前に、障害が発生した場合にどこまで対応してもらえるのかを確認しておきましょう。

中小企業に合ったネットワーク保守の選び方
中小企業の場合、大企業向けの手厚いサービスをそのまま導入する必要はありません。
大切なのは、自社に必要な保守範囲を見極めることです。
社内にIT担当者がいる場合
社内にネットワークに詳しい担当者がいるのであれば、機器監視や障害発生時の通知を中心とした比較的シンプルなサービスでも対応できる場合があります。
月額費用を抑えながら、必要な部分だけ外部に任せる方法です。
IT担当者がいない場合
一方、専任のIT担当者がいない中小企業では、障害が発生したときに「誰に相談すればいいのか分からない」という問題が起こりがちです。
このような場合は、
- 電話サポート
- リモート対応
- 障害切り分け
- 復旧作業
- 必要に応じた訪問対応
まで相談できる保守会社を選ぶと安心です。
ネットワーク停止の影響も考える
ネットワーク保守の料金を考えるときは、月額費用だけではなく、ネットワークが停止した場合の損失も考えてみましょう。
例えば、
- インターネットが使えない
- メールが送受信できない
- ファイルサーバーに接続できない
- VPNが使えない
- クラウドシステムにアクセスできない
といった状態になると、社員の業務が止まってしまう可能性があります。
月額料金を少し節約するために保守を最低限にした結果、障害からの復旧に時間がかかってしまえば、かえって大きな損失につながることもあります。
そのため、
「保守料金はいくらか」ではなく、「ネットワーク停止のリスクをどこまで減らしたいか」
という視点も大切です。
ネットワーク保守の料金を左右する主なポイント
複数の保守会社から見積もりを取ったら、料金だけでなく次のポイントを確認しましょう。
① 保守対象はどこまでか
ルーター、スイッチ、Wi-Fi、ファイアウォール、VPN、サーバー、NASなど、何が保守対象なのか確認します。
「ネットワーク保守」と書いてあっても、すべての機器が対象とは限りません。
② 障害時にどこまで対応するか
障害を検知するだけなのか、原因調査や復旧作業まで含まれるのかを確認しましょう。
特に「訪問対応が必要になった場合、追加料金が発生するか」は重要です。
③ 対応時間はいつか
平日の営業時間だけ対応するサービスもあれば、24時間365日対応するサービスもあります。
自社の営業時間や、夜間・休日にネットワークを利用するかどうかを考えて選びましょう。
④ 追加料金はいくらか
月額料金が安くても、
- 訪問費
- 作業費
- 部品代
- 時間外対応費
- 初期設定費
などが別途必要になる場合があります。
見積もりを見るときは、月額料金+追加料金を含めた総額で比較することが大切です。
⑤ 契約期間や解約条件
料金以外に、最低契約期間や解約時の条件なども確認しておきましょう。
長期間契約した後にサービス内容が自社に合わないと分かっても、すぐに変更できない場合があります。
まとめ
ネットワーク保守は「安さ」ではなく「必要なサービス」で比較しよう
ネットワーク保守の料金は、保守対象となる機器や対応内容によって大きく変わります。
そのため、複数社の見積もりを比較するときは、単純に月額料金を見るのではなく、
「何をしてくれるのか」
まで確認することが重要です。
特に中小企業では、次のポイントをチェックしておきましょう。
- 保守対象の機器
- 障害時の対応範囲
- リモート・訪問対応の有無
- 対応時間
- 追加料金
- 契約期間・解約条件
そして最も大切なのは、
「一番安い会社」を選ぶのではなく、「自社に必要な保守を適正な料金で提供してくれる会社」を選ぶことです。
現在のネットワーク保守料金が高いと感じている場合は、まず現在の契約内容を整理し、同じ条件で複数社の見積もりを比較してみましょう。
ネットワーク環境を見直すことは、コスト削減だけでなく、業務停止のリスクを減らすことにもつながります。





